マウントをとってくる人の対処法とその心理

こんにちは!心理カウンセラーのチロです

いきなりですが、あなたは身の周りの人にマウントをとられたことはあるでしょうか?

人生の中で、職場や友人、知人など、何故だかやたらとマウントをとってくる人
に不快な気分になったり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、その原因と解決方法についてお伝えしていきます。

このブログでは、このような人生の悩みに役立つ情報を心理学や脳科学をベースにお伝えしています。
少しでも、あなたの心が軽くなったり、悩みが解消されていくと嬉しいです。
コメントや感想、質問なども受け付けていますので、お気軽に、お問合せくださいね。

では、本題に移ります。

目次

マウントしてくる人3パターン

①聞いてもいないのに、自慢話をして自分の方が優れていると言ってくる。(自慢マウント)

②悩みを言うフリををして、見下してくる。(見下しマウント)

③私の方が、こんなに不幸なのよ!あなたは楽していいよね~と言ってくる。(不幸マウント)

このような大きく3パターンの方法で、マウントしてきます。

マウントしてくる人の対処法に隠された心理学

あなたは、マウントしてくる人に対して、普段どのように接していますか?

よく世間で言われているのは、「相手を褒めてあげましょう」、「自分の立場を低くするような言動はやめましょう」
その他にも、「すごいマウントしてきますね」とあえて指摘をする方法などもあります。

また、こちら側の心のもち方を変えていくという方法で、「この人は劣等感を抱えた可哀そうな人なんだな」
と、憐れみの心で、その相手をみるという方法もあります。

さて、これらの方法は正しいのでしょうか?

実はこれらの方法は、心理学的にいうとすべて、マウントをとっている言動とやっているのは同じなんです

そんなマウントをとっている人と一緒にされたくない!!思いますね。

どこが同じなの?

というと、

「闘争」という面で同じなのです。

「敵対する」といった対処方法になります。

先ほどの例をあげると、

「マウントしてますよね」と指摘するのは、
👇
相手を返り討ちにしている。

「可哀そうな人だな」と思うのは、
👇
心理的な思考で相手を下に見ている。

これらの方法にはデメリットがあります

どんなデメリットがあるの?というと、

シンプルに言うと、「敵」を作ります。

例えば、返り討ちをされた相手は「悔しい」という気持ちになり、違う方法であなた敵対を
してくるので、結果、攻撃のターゲットにされ続けてしまうのです。

また、「あの人は可哀そうな人だな」と心の中で思う方法についても、人を見下している
ということなので、自分自身の中に「否定する」という悪いパターンを作り出してしまうのです。
どういうことかと言うと、
見下す】➡【優越感を感じて自分を守る
といった自分の中での防衛パターンができてしまいます。
これを続けていくと、何か嫌なことがあった時に、人を見下す人になってしまいます。

ここで自分を守れれば、それでいいじゃないか。と思われる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ここで注意してほいしいことは、

優越感】の裏返しで【劣等感】を感じるようになってしまうのです!

優越感を感じでいるということは、自分がいつ見下されるかという「恐れ」の感情が出てきます。

なので、相手は見下していないのに、「なんか今、見下されたんじゃないか?」と
考えてしまうようになるのです。
これがいわゆる、【被害妄想】です。

実はマウントをとってくる人は存在しない

え?どういうこと?

と思われた方も多いとおもいますが、

実は、マウントをとられたと思いやすい人がいるだけなんです

もし、あなたがマウントをとられることが多いと感じたらマウントをとられたと思いやすい
という心理的な原因をもっている可能性が高いです。

そのため優越感を感じたい方が、あなたに対して優越感を感じるための「言動」をとってくる訳です。

このように、目の前の人をマウントをとる人に変えてしまうということがあるのです。

筆者の周りの人に聞いてみると、「マウントを一度もとられたことがない」という人が存在していました。
その人に、マウントをとられた人と同じような「言動」を言われたことがあるかと聞くと、
実は、その人も同じような話をされていたのですが、その人はマウントをとられたと感じていなかったのです。

その人は同じ話をされても「へ~すごいね!」と褒めて、尊敬したり、称賛するといった反応をとっていたのです。

この事実は多くの方にとってショックな話だと思います。

私もショックでした

過去の私も含め、マウントをとられたと思いたいという人は、心の奥では「被害者でいたい」という願望が
働いていると考えられます。

「私は悪くない」、「悪い奴がいるんだ」、と思いたい気持ちはよく分かります。

しかし、この「あの人は意図的に私に劣等感を抱かせた」という、このような思考パターンを繰り返すことは、

自分で自分の心も傷つけていたことにもなるのです。

マウントをとられて嫌なのは、「劣等感」を感じさせられた、ということですよね。

しかし、心理学的に説明すると、「劣等感を感じさせられる」ということはないのです。

あなたが「劣等感を感じている」という、自分自身の感じている捉え方なのです。

つまり、

あなたの中に劣等感が無ければ、「マウントをとられた!」と嫌な気持ちにならなくて済むのです!

もともと持っていた、あなたの心の奥にある、劣等感を相手の言動によって刺激されたことで、反応してしまった
ということなのです。

マウントに対しての捉え方

他人の行動は変えることは難しいです。
そこで、なんとかしようとすると大きなストレスを抱えて、どんどん辛くなっていくだけです。

しかし、自分の感じ方を変えることはできます。

そもそも劣等感の正体とは?

自分はダメな人間だなという自己否定感です。

何かの分野において自分はダメだな~と思っていると、その分野で自分より優秀な人を見たときに
人は、劣等感を感じます。

逆に、これが劣等感がない人の場合は、自慢話を聞かされたとしても、ただ「知識や努力の話をしている」
と捉えます。

例えば、

友人の趣味が夫婦で海外旅行にいくことで、ラブラブな写真を見せてきたとします。

この時、あなたはその友人に対して、

「幸せで充実感アピールしてきた」と思うでしょうか。

それとも、「いつまでも仲良く同じ趣味が楽しめる夫婦って素敵だな」と思うでしょうか。

ここで自分がパートナーから愛されていない、自由な時間や収入に対して劣等感を持っていると、

マウントをとられた!と感じてしまうのです。

これは、あなたが自己否定いる分野だという事なのです。

つまり、あなたが自己否定している分野が、所有物なのか?、愛情なのか?

見えてくるのです。

根本的な解決策は?

自己否定している自分を、自己肯定していくことです。

「私はこのままでも愛されている」

「私はこのままで充分、素敵」

と言ってあげて自分で自分を大好きになることです

人は結果にのみ着目し比較すると、いい結果と悪い結果という優劣がつけられます。

しかし、良い結果と悪い結果を持っている人が持っているものがあります。

それは何か?

それは「意欲」です。

結果と言うのは、行動によってもたらされます。

行動は「意欲」からうまれます。

自分には「意欲」があるんだなと認めてあげることで、

「私は行動する意欲があって、素晴らしい」という感覚を、

日々の些細なところからでも、積み重ねていくことで、

自己肯定感は高められていきます。

あなたにも、その日、行動できたことが必ずあります。

いつも何気なくしている行動に対しても、注目して、自分を認めてあげてください。

大丈夫です。

あなたは今のままで充分、魅力的です

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