【9割が知らない】ストレスには実はメリットもたくさんある

こんにちは、心理カウンセラーのチロです。

皆さんは、ストレスには「悪いストレス」と「良いストレス」がある事をご存じでしょうか?

今回は、悪者扱いされがちなストレスの良い面について、科学的根拠のある興味深い
内容について解説していきます。

目次

ストレスを全く感じずに過ごすと人はどうなるのか?ストレスの正体は?

ストレスは、悪者扱いされてしまいがちですが、実はストレスが全くないのも困ることが起きてしまうのです。

あなたは、「やりがいのない仕事を機械的にこなし、食べるには困らないが、趣味や楽しみは何もない生活」と「時々、大変なことはあるけど自分の能力が活かせて、達成感があり、趣味などもできる余裕がある生活」どちらが満足度が高いと思いますか?
人は、長期的に考えると、後者の方が満足感が高くなると言われています。

ストレスを全て取り除けば、人は幸せなのかというと、「心の健康」で考えると、
必ずしも、そうとは限らないのです。

また、脳科学的な観点からも、人間の脳には、一定のストレスが加わった方が、活発に活動することが解っています。

ストレスは、医学的にいうと「なんらかの刺激が体に加えられた結果、体が示したゆがみや
変調」のことです。
そして、その原因となる刺激となる刺激のことを「ストレッサー」といいます。

この刺激は、コレステロールに善玉と悪玉があるようにバランスが大切なのです。

ストレスのメリットと特徴、向き合い方

学習のパフォーマンスが上がる

【ヤーキーズとドットソンの法則】心理学者のヤーキーズとドットソンはラッドを使った実験で
学習の成果がピークになるのは、適度なストレスがある時で、ストレスが高すぎても、低すぎても
学習のパフォーマンス成果は下がるという法則を彼らによって発見されました。

つまり、人は安心・安全な環境にいる時より、適度なストレスが加わっている時の方が力を発揮
できるのです。

生きる幸せを感じられる

身体的な疲れで言えば、適度な運動や入浴で一時的に体はストレスを感じていますが、運動や入浴後は、
とても気持ちよく、すがすがしい気持ちになれますよね。

また、よく眠った朝は
疲労感から回復すると、とても心地よいものです。

仕事の生産性が高まる

仕事においても、何も期限や目的もなくやるよりも、明日の10時までに資料を作成する!
や、セミナーを受してエクセルデータを作れるようになる!など。
決まっていた方が、精神を集中させるのに、とても役立ちます。

事前の心構えができるようになる

イエール大学で行われた、2種類の動画を視聴した被験者のうち、「ストレスは、ちっとも
悪くないし、むしろ歓迎すべき」という動画を視聴したグループは、ストレスにおびえない
心構えができたことも解っています。

もちろん、過度なストレスは避ける必要があります。
しかし、不必要に恐れるのことはなく、少しくらいの緊張感があるのがちょうど良い状態である
と捉えることで、実力以上のパフォーマンスを生み出すことができるようにもなるのです。

爽快感を感じることができる

緊張することは不快感を感じることはありますが、その緊張が解けたときに、
非常に大きな爽快感が得られます。

休養するサインとして気づかせてくれる

どんなに元気な人も疲れ知らずで3日以上休まず働き続けたり運動を続けたら、過労で倒れてしまいます。
常に元気100パーセントの状態は危険です。頑張り屋さんや経営者の人で、休まず続けた結果、大きな
病気にかかり亡くなってしまうといったケースも少なくありません。

疲労を感じられるということは心身を守るためにも大切なことなのです。

ストレッサー4つの分類

ストレッサーは大きく4つに分類されます。
・物理的なもの
➡高温や低温による刺激、放射線や騒音による刺激など。

・化学的なもの
➡酸素の欠乏・過剰、薬害、栄養不足など。

・精神的なもの
➡人間関係のトラブル、精神的な苦痛、怒り・不安・憎しみ・緊張など。

・生物的なもの
➡病原菌の侵入など。

このうち、多くの人の悩みの原因は最後の精神的なものなのではないでしょうか?

偉人たちのような成功が生み出られるきっかけにも

偉業を残した人達は、過去に苦労している人が多いのをご存じでしょうか?

発明王のトーマス・エジソンは、小学校の担任の先生から「君の頭は腐っている」と
言われ中退させられたと言われています。
また、「生産性が無さすぎる」という理由で2度、解雇になっています。

特殊相対性理論を築き上げた、アインシュタインは、4歳になっても言葉を話さず、
小学校の高学年まで、流暢に話せなかったといいます。
また、高校を中退し大学受験にも失敗しています。

有名企業の創業者なども、必ずといって過去に大きな苦労話があります。

彼らは皆、逆境があったからこそ、芽が出たと言えるでしょう。

まとめ

このように、ストレスにも実は、たくさんあります。

もちろん、過度のストレスを与えることは、おすすめしませんし、
過度なプレッシャーで頑張っても成果は、上がりません。

また、無理な状況で頑張りすぎると、鬱の症状が出て、情緒的混乱が、
起きてしまう可能性があります。

自分にとって、ちょっと困難だな、でも少し頑張ればなんとかでいそうだな、
という、ちょうど良い状態を把握するようにしましょう。

自分の適切なストレスレベルを知る事は、感情をコントロールするのにも有効ですし、
困難な状況が脳の細胞を活発にして思わぬ成果が出る確率が上がります。

ストレスと上手に向き合いたいけど、どのようにしていけば良いか分からない
という方は、無料でご相談にのることもできますので、気になる方は、
お気軽にお問合せください。

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